2008年8月17日日曜日

原田の森ギャラリー「十点展」


原田の森ギャラリーに行ってきました。
初めて行ったのですけど、立派な建物で、雰囲気もさわやかな。立地も便利なところでした。

十点展。
tententen、と読ませていて、かわいいし、なるほど~とうなっちゃうナイスなネーミング。
十という数の、視覚的に静謐な雰囲気もいいな。
そしてなにより、各作家で10点も作品を見ることが出来るのはうれしい。
皆、同世代の日本画家。(そして私も同世代。)
どれも、安定して、破綻無くこなれたタッチの絵、淡く美しい華やかな色。

7人展、なのですが、そのなかでも寺井さんの作品がどうしても見たくて、行ってきました。
彼女の絵は、形のとりかた、色の使い方、構図、全部がとても好きで、
昔からとても憧れていたのです。
やはりその線は健在で、柔らかく大きく包み込むように描いている。
この質量のある柔らかさは、そんなにどこにでもあるような感じじゃないな、
普通には得難いようなものを持っている人だなあと思う。



・・いつも思うことなんだけど、日本画家の女性って、みんなとても綺麗なのね。
今日も、会場の作家さんの姿を見ながらつくづく思っていました。
顔とかだけじゃなく全身で、雰囲気ごと、きれい。
それは、日本画を描いてるから綺麗になるの? それとも綺麗だから日本画を描くのかな。
ずっとずっと不思議に思っていることなんだけど、まだ答がわからない。




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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

8月の14日に同じく原田の森ギャラリーに行ってきました。

目的は、京都精華大学の「PROGRESS」に知り合いの娘の日本画を見に行ったのですが、1Fで今回の「十点展」も同時に開催されていたため、ちょっとお邪魔して、絵を拝見させていただきました。

実は、日本画を近くで見たのは今度が初めてなのですが、画材が日本画用のものを使用しているだけで、描かれているものは、全く本人の感性で描かれれていたのですね。

でも岩絵の具の淡い発色は、油絵のものとは全く違う不思議なやさしさを持つものでした。

たまたまお邪魔した「十点展」ではありましたが、私も全く同じ印象で、「日本画を描かれる20代の女性のきれいさや、品の良さを感じましたよ。

なんとなく絵と画家さんのイメージがあってますね。
また機会があれば作品を拝見したいなと思いました。
作品を見ている間は、心静かに穏やかな気持ちになれます。

あと、・・・受付で記帳したのですが、後日わざわざお礼のお葉書をいただきました。

こういう心づかいも、きっと彼女たちがきれいな理由の一つなのかも?
とっても嬉しかったですよ。

次回は2010年10月なんですね。
ずいぶん先で、ちょっと残念。

猫かぶり さんのコメント...

いい展示でしたよね。
御礼のお葉書も、とても丁寧で。

日本画が油画とどう違うのか、つきつめて考えれば単に画材の違いだけなのかも知れないのですが、でもやはり、画材も含めた上でさらにプラスアルファで独特の雰囲気があるのが、日本画というジャンルなのかなと思います。