2008年12月8日月曜日
国立国際美術館「新国誠一の《具体詩》 詩と美術のあいだに」
まずとっても気に入ったのがチラシ。お洒落でかわいい。
私は詩のことについてとくに深く考えた経験は無いのですが、
ことばというものひとつひとつの意味や与える感覚には、
離れてはくっついてまた離れていくような浮遊的なイメージがあるなと思う。
そのイメージは視覚的でもあるし、触覚的でもあるし、感情的でもある。
そしてそのイメージは、永遠に固定されきれないふわふわしたもので。
そして、同一言語をもつ人間間でなんとなく共有されているイメージ。
「詩」は、その言語のイメージをうまいこと操ってしまう。
まるで絵具で絵を描くように。
・・・というようなことを考えたりしながらこの展示を見ました。
白地に黒の活字を散らしたり並べたり重ねたりして、
イメージをつくりだしている。
上手くいっているものと、ちょっと失敗しちゃっているものとがあり、
造形の良し悪しというものは、不思議なものだと思う。
現存資料からスキャンして再度刷って、パネルに仕上げて展示して
らっしゃいますが、地色の白は少し眩しすぎるのではないかと思いました。
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