今年は足利義満没後600年に当たるらしい。
それに因んだ展覧会。室町殿の唐物趣味を探る試み。
贅沢すぎ・・眼福。
相変わらず華やかな伝来を持つ品々で、キャプションを読むだけでおののく。
で、一巡では作品そのものをゆっくり見られず・・。
二巡目でやっと、ゆっくり鑑賞。
正直なところ、この系統の書画の良さはまだ理解できない。
梁楷、玉澗、牧谿、夏珪の名品といわれるものが続々出ていたのに。
逸品画風というものの受け止め方が、まだよく分からない。
むしろ分かりやすく技巧的なものに惹かれてしまう。
堆朱の盆が、泣けるほど良いものばかり出ていました。
二重彫りの堆朱、下地が見えない様に文様を埋め尽くす技巧。
朱の不透明な彩りの中に、いろんな色味が堆積して詰まっている感じ。
珍しい堆白の箱が出ていて、これが妙に冷たい質感で、
美しいけどむしろ異形な風合を醸し出していた。
青磁や天目も激しく良かった。
伝周文筆の秋冬山水図屏風は凄みのある寒さ。
室町期水墨画は寒い。桃山江戸とは違うなァ。
名古屋城・徳川美術館・愛知県立美術館を巡るのに
観光ルートバス「メーグル」を初めて利用しました。
1日乗車券で入館料が値引きされ、お得で楽ちん。
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